平和すぎる相続 ステップ3-2

相続の5ステップHIA

 

step3 相続発生から3か月以内にすること

資産と負債を整理して、一覧表を作ろう

負債よりも資産の方が多い、つまり相続放棄をする必要はなさそうだと概ね分かっていても、3ヶ月以内にした方がよいことがあります。

 

●いずれにしても無駄にならないアクションとは?

それは「資産と負債を整理して、一覧表をつくる」ことです。

このような一覧表は「財産目録(ざいさん・もくろく)」と呼ばれることもあります。

50代以下のご家族でしたら、お仕事などでエクセルを使っている方もいらっしゃると思いますので、エクセルの表にまとめるものいいでしょう。

あとで集計を行うのがラクになります。

 

ご本人の遺言がない場合でも焦らずに、この一覧表を資料として、ご家族の間で「遺産分割協議(いさん・ぶんかつ・きょうぎ)」をスタートすることが可能です。

また、遺言(自筆証書や公正証書)がある場合においても、一部の現預金等が遺言には記載されていないケースもありますし、相続人全員が合意すれば遺言とは異なる遺産分割も可能です。

いずれにしても、資産と負債に関する事実を整理する作業は、どのような相続を行うにしても決して無駄になりませんので、例えば相続税評価額が分からない資産は数字の横に「?」をつけるなどして、わかる範囲で情報を整理しておくことをおすすめします。

 

平和すぎる(ボタン)2 ~ 早い段階で、情報を共有しておこう

資産と負債を整理して、ざっくりとした一覧表を作ったら、できるだけ早い段階で「一度、相続人全員で速報ベースの情報を共有しておく」ことをおすすめします。

「関係者が混乱しないように、正確な一覧表が完成するまで情報を共有しない」と考える人もいますが、一度は早めに共有した方が他の相続人が安心することで平和すぎる相続の実現に近づきます。

 

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